おはようございます。
今日は針の話を少し。
はりって痛いんじゃない?と思っている方、結構多いんじゃないかと思います。
正直に言えば、全く痛みを感じないわけではありません。
皮膚を通っているわけですので、痛みを感じることもあります。
ただ、その痛みをできる限り無くすという工夫がたくさんされています。
例えば針という道具。
針というと注射針を想像してしまう人もいるかもしれません。
注射をするときはチクっとする痛みを感じることがありますよね。
しかし、針灸治療で使う針というのはもっと細い針です。
注射針は薬や液体を注入するためのものなので、針自体が空洞になっています。
ですが針灸治療用の針は液体の注入はしません。皮膚や筋肉、靭帯などの組織にそのまま刺すだけのため、細くすることが可能なのです。
太い針よりも細い針の方が痛みのリスクは少ないです。
針にもたくさんの種類があり、患者さんの感受性によって使い分けます。
一番細い濃い緑から
長さ 15mm
太さ 0.12mm
黄緑
長さ 30mm
太さ 0.14mm
赤
長さ 40mm
太さ 0.16mm
黄色
長さ 50mm
太さ 0.18mm
青
長さ 60mm
太さ 0.20mm
という風に長さも太さも様々です。
一般的に施術で使う鍼は黄色や赤です。
黄緑から下は刺激に敏感な人に使います。
青はしっかりした刺激が欲しい人に刺します。
長い鍼は体格がいい方、深いところにある筋肉を狙いたい時に使います。
鍼は施術者の見立てによって使うものを変えます。
0.10〜20mmってどのくらいかというと、髪の毛の太さの平均が0.08mm、太い髪の毛が0.1mmくらいだそうです。
そのくらい細い針を使って痛みが少ないように治療をしています。
そして、他にも痛みを少なくするようにしている工夫があります。
長くなりますので、それはまた改めて書きますね。
それでは今回はこの辺で。
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