こんにちは。週末はりきゅう治療室さとうの佐藤将和です。
3回にわたって針治療って痛くないの?という内容が続いております。前回は針管(鍼管)という道具でしたね。
今回は針を刺す時の施術者の工夫です。前回よりも少しわかりにくい部分をお話しします。
針という道具の進歩が施術時の痛みを軽減させてくれたことは前回まででお伝えしました。
もちろん道具だけ進歩したのではありません。
施術者の技術も痛みを感じさせない工夫があるのです。
この針を持って体に押し当てている手を押手(おしで)と言います。
鍼管の時と同様に針を刺す部分の周りに触れ様々な刺激を与えることで痛みを感じにくくさせています。
そして指で針をつまみ、固定して刺す場所が安定するようにしています。
さらにわかりづらいのですが微妙に指を開いて皮膚を引き伸ばしています。ほんの数mmですが。。。
皮膚がたるんでいるよりピンと張っていた方が針を刺す時に通過しやすいのです。
試しに紙っぺらにつまようじで穴を空けてみてください。たわんでいる時とピンと張っている時と全然違うと思います。
しかし、皮膚の上で針を固定しながらやるとなると意外と難しいんです。
施術者がこれをしっかりとできている場合は刺される時の痛みが少なくなります。
もちろん場所によってはそれをしても痛みが出やすい場所や個々の敏感さによって痛みが出る場合もあります。
しかし、極力そういったことがないように施術者も工夫をしています。
そんなこともご理解いただけると嬉しいです。
痛くないのシリーズはこれで一区切りですかね。
他にも知りたいこと、気になることなどありましたらお声をいただければと思います。
お楽しみに!
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